創業の地である大垣市野口にあります。養老工場で加工された半製品に溶接、組立、カシメ、塗装、表面処理などの加工を施します。出荷前検査を行い、この工場から全国のユーザーさまに向けて製品が出荷されます。「後工程を担っている工場」という位置づけです。本社事務所も併設されていて、管理や営業、総務、製造技術、品質保証などの拠点でもあります。

溶接設備が充実しているのが特色で、通常の溶接機8台に加え、スポット溶接機10台、ロボット溶接機4台を完備し、多様な製品に対応可能です。

また、旋盤やラジアルボール盤、研磨機、自動カシメ機など各種工作機械や、アムスラー式強度試験機、気密測定器・投影器などの検査機器もそろっています。

特に、お客さまへ製品を出荷する場となるので、5S活動や品質保全活動を徹底して行っています。養老工場と同様、地球環境の保全に力を入れており、デマンド監視システムによる電力削減を実施。エコステージ1、エコステージ2の認証も取得しました。

常に時代や環境の変化に対応するカワセ精工のDNAが受け継がれている工場です。

岐阜県養老郡養老町で平成25年に設立した新しい工場です。金型の製作やプレスなど、弊社内では前工程にあたる部分を担っています。36台のプレス機で構成されるラインがあり、さまざまな加工が可能です。近年ではレベラーフィーダーや300tのプレス機も導入し、より多様な製品を高精度で生産できる体制を強化しました。これほどの設備がそろっているメーカーは他にはなかなかありません。

2000型もの金型を収納するラックも導入。コンピューター制御で自動運搬を行うことができ、生産性の向上や「見える化」を実現しました。

環境の保全にも力を入れており、太陽光発電システムによって自家発電で電気を賄っています。デマンド監視システムを導入して消費電気量を30％削減したという実績もございます。

現在でも事業拡大に伴い、新規設備の導入や増設を絶えず行い、かつ環境保全の取り組みを積極的に行っている、カワセ精工のなかでも特にパイオニアと呼べる主力拠点となっています。

2024年2月1日現在